2023-荷下ろし-解説
- 考案国:インド
- 正解
- 7
- 説明
- 荷降ろしの順序は1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10です。最初のラウンドでボックス1と2が一緒に降ろされ,次に3と4が一緒に,次に5,次に6,その次に7と8が一緒に,次に9,最後に10が降ろされます。これで7ラウンドです。
- 別の解法として,次に荷下ろしをするコンテナの番号が列車内でそれより左に来る場合,追加のラウンドが必要だという一般原則に気づくかもしれません。例えば,3が2の左に現れる場合,2を降ろすために3はスキップされ,3をクレーンの下に持ってくるために追加のラウンドが必要になります。与えられた課題では,順序が狂っているペアは(2,3), (4,5), (5,6), (6,7), (8,9), (9, 10)であり,6ラウンドの追加が必要なので,合計7ラウンド,と求めることができます。
- 実際のコンピュータでは
- 列車内で次に大きい数がそのボックス番号の左にある場合,これを「逆順」と呼びます。このような逆順ごとに,追加のラウンドが必要です。逆順の数を数えると答えが得られます。望ましい順に対して逆順を考える方法には多くの応用があります。例えば,バブルソートなどのいくつかのソートアルゴリズムでは,逆順の数は与えられたシーケンスをソートするために必要な交換の回数を教えてくれます。他の例として,オンラインショップで2名のユーザが商品を好みの順にランク付けした場合,彼らのランキングの逆順の数によって,彼らの好みがどれだけ一致しているかを調べることができます。これはオンラインショップによって「似たような」ユーザを特定し,製品の推薦を行うために使用されます。
- この問題を解決するためにアルゴリズム的思考が必要です。荷降ろし手順のステップのシーケンスが与えられ,荷降ろしがどれだけ時間がかかるかを決定するためにこれらの手順に従う必要があります。または,解法で見たように,分解と論理を組み合わせたこのタスクの解決方法もあります。