2023-かさ-解説
- 考案国:スイス
- 正解
- 説明
- どのパターンも,アンナのかさには1ヶ所にして使われてません。したがって,それぞれの画像とアンナのを次のように比較できます:
- 絵の中で一番左のパターンをアンナのかさから探します。
- 絵の中でそれに続くパターンがアンナのかさと合っているか調べます。
- それぞれの絵には,5つのパターンだけが並んでいます。したがって,アンナのかさの10パターンすべての並び方が合っているかは分かりません。ただし,下の表のCの絵だけが5つのパターンの並びがアンナのかさと合っています。そのため,アンナのかさの可能性があるのはCのかさだけです。他の絵はどれも,アンナのかさとどこかで異なっているので,アンナのかさではありません。
- どのパターンも,アンナのかさには1ヶ所にして使われてません。したがって,それぞれの画像とアンナのを次のように比較できます:
- 実際のコンピュータでは
- このビーバーチャレンジの問題では,解答の選択肢にかさのパターンについて,部分的な情報だけが与えられています。それでも,どの絵がビバ子のかさなのかを判断することはできます: 4つの絵のパターンの並びを見て,1つだけがビバ子の傘にも現れることが分かります。
- テキスト文書を検索する場合にも,「かさの絵のパターンの検索」と同じ原理が適用されています。コンピュータは,与えられた部分的な情報(文字の「検索文字列」)を使って、文書中の一致する文字列を検索すます。検索文字列が長ければ長いほど,一致する文字列は少なくなり,文書中の探している箇所を見つける確率が高くなることが分かります。検索文字列が短ければ短いほど,検索精度は落ちますが,検索速度は速くなります。情報学では,できるだけ早く最適な結果を得るため,検索手順(検索アルゴリズム)が設計されてきました(現在も改良が続けられています)。これらのアルゴリズムは,みなさんが使っているインターネット検索ツールのように,大量のデータを検索することができます。
- この問題は,パターン認識の入門的な例題になっています。パターン認識とは,データ集合における規則性・繰り返し・類似性を認識することです。ビバ子の傘を見つけるには,パターンがどのように並んでいるかを素早く見分ける必要があります。