2021-重ねられた果実-解説

  • 考案国:スロベニア
  • 正解
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  • 説明
    • この問題は、次のように考えることができます。
      • まず、父はみかんだけが好きなので、一番最後に起きる父のために、みかんを一番下の箱に入れましょう。
      • 母は娘より前に起きるので、母が取るのは1番上か2番目の箱で、娘が取るのは2番目か3番目の箱です。息子の取る箱は1番目でも2番目でも3番目でも構いません。
    • これらを表にまとめると、起きる順の組み合わせは、次の3つの案が考えられます。
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    • この表で2番目を見ると、息子と娘と母の可能性があるため、2番目の箱には3人全員が好きなものを入れる必要があります。それはりんごですね。
    • 次に、1番上の箱を考えると、残った果物はなしといちごですが、母はなしが嫌いなので、1番上の箱には、母と息子が好きないちごを入れる必要があります。そして、残った3番目の箱にはなしを入れましょう。
  • 実際のコンピュータでは
    • コンピュータ科学を学ぶときに、データの並ぶ順序を考えることは重要です。また、問題を解くためには、問題の背景情報を理解する必要もあります。この問題では、誰が最初に起きるのか正確にわからない状態でも、問題が解決できるように情報を整理する必要がありました。
    • この問題では、4個の箱の並びを考えるときに、スタックと呼ばれる考え方が使われました。スタックは「後入れ先出し」、つまり「最後に入れたものが最初に取り出される」データ構造です。スタックでは、1番上にあるものにしか取り出すことができません。1番上のものを取り除いて初めて、2番目のものが利用できるようになるのです。スタックはプログラミングの中でよく使われます。
    • この問題では、複数の条件を満たすように、果物の配置がうまくいくような解決策が求められました。しかし、問題にはいくつかの制約条件があり、すべての状況が発生するわけではありません。このような制約のある問題を解くのは、一般的には難しいことが多いです。そのためには、コンピュータプログラムを作成し、それを使っていろいろな組み合わせを試すことで、問題を解決するのが有効な場合があります。
    • コンピュータ科学やプログラミングでは、論理の考え方が重要です。このような論理を理解するための問題を解くことは、コンピュータやプログラムを学び始めたときに、よい練習問題になるでしょう。
    • 解説にあるように、すべての可能性を示す表を作ることは、与えられたデータを並び替えたり順序付けするための良い方法です。論理の組み合わせ(AND、OR、NOT)を使って、どのデータが有用かを判断するブール論理の考え方も役立ちます。この問題のような計算問題を解くことで、ELSE/IFのようなプログラミングにおける条件式も理解できるようになるでしょう。
    • 論理を理解して、論理的にプログラムの命令を実行して問題を解決する方法を理解した後は、多くの変数を持つ問題を解決するために、自分でコンピュータプログラムを書くことができるようになります。そして、スタックを処理するプログラムを書くこともできるようになるでしょう。

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