2017-おばあさんのジャム-解説
- 考案国:ロシア
- 正解
- 次の2種類の正解パターンがあります。
- 3人の役割は入れ替わっても良いので、上の正解パターンには3つの正解が、下の正解パターンには6つの正解が、つまり、合計で9つの正解があります。
- 次の2種類の正解パターンがあります。
- 説明
- 1個の瓶詰を作るには、3分と2分と1分で合計6分かかります。使える時間は3人で10分間の合計30分ですので、5個より多くは作れません。
そして、瓶を洗う前にジャムを入れることはできませんし、ジャムを入れる前に蓋をすることはできません。
- 1個の瓶詰を作るには、3分と2分と1分で合計6分かかります。使える時間は3人で10分間の合計30分ですので、5個より多くは作れません。
- 全員が次の方針で作業をすることを考えましょう。
- 洗った空(から)の瓶がないときは、瓶を洗う
- 洗った空の瓶があるときは、ジャムを入れる
- ジャムの入った蓋の開いた瓶があるときは、蓋をする
- この方針で作業すると、上の正解を作れます。
- 下の正解は、瓶を2個洗った2人うち一人が、瓶にジャムを入れる作業の前に蓋をした場合です。
瓶を2個洗い終わった時点では、ジャムが入った瓶は1つしかないので、瓶にジャムをいれる作業の前に蓋をできるのは1人だけです。
- 3人がうまく協調しないと、3人で10分間で5個の瓶詰を作れません。
- たとえば3人が独立して仕事をすると、次の図のように10分間で3個しか作れません。
2人が担当する仕事を2種類ずつに減らしてしまうと、やはりうまく行きません。次の図のように、一番下の役割の人が2番目と3番目の蓋をする作業をしようとすると、まだジャムが入っていないので作業できず、10分間で3個しか作れません。
- たとえば3人が独立して仕事をすると、次の図のように10分間で3個しか作れません。
- 実際のコンピュータでは
この問題は、作業計画問題と作業の並列性を扱っています。