2016-魔法の薬-解説
- 考案国: 日本
- 正解
- 「D」
- 説明
- 実験1で,A, B, C の3つのコップは耳/歯/鼻の3箇所に影響しました.よって,A, B, C はすべて薬であり,水ではないことがわかります.
- 実験2で,A, D, E の3つのコップは耳/目の2箇所に影響しました.よって,この中のひとつは水です.実験1でAが水でないことがわかっていますので,水は D か E のどちらかです.
- 実験3で,C, D, F の3つのコップはひげ/鼻の2箇所に影響しました.よって,この中のひとつは水です,実験2で D, E のどちらかが水であることがわかっていますので,水はDであることがわかります.
- 解説
- この問題では,いくつかの事実が与えられ,それらの事実から未知の事実を推定します.
- これは論理的な推論 (logical reasoning) によって実現されます.
論理は情報科学において,重要な役割を担っています. - コンピュータが扱うデータの最小単位ビットは,1 (真/Ture) か 0 (偽/false) のいずれかの値を持ちます.
コンピュータ内で扱う全ての情報は,ビットの組み合わせで表せれます.
コンピュータは,どのような判断に従うのか判定するのに論理を用いますが,それは,真 (1) か 偽 (0) のビットで表されます. - この問題は,集合にも関連しています.
集合と論理は密接に関連しています.