2014-中国のそろばん-解説
- 正解は「7014831」です。
- 試してみよう
- 珠(たま)を動かすと,どのような数を表すことができるか試してみましょう。
- 解説
- 人類は古くから,置いた石や珠を動かすことで,足し算や掛け算などの計算を行ってきました。それを道具にしたものがそろばんです。この問題では中国で使われている算盤と呼ばれるそろばんの仲間が使われています。
- 私たちがそろばんで計算をするときは,「計算したい数を珠で表す」「計算を行う」「計算した結果を読み取って数に直す」という作業を行います。
- これはコンピュータでデータを扱うときの「扱いたいものをコンピュータで扱える文字や数値で表す(符号化)」「コンピュータで処理する」「結果を人間にわかりやすいように出力する(復号)」という処理に対応しています。
- たとえば,携帯電話で友だちにメールするときは,「入力した文字は携帯電話に内蔵されたコンピュータによって文字コードという数値に変換され」「携帯電話から相手の携帯電話に転送され」「相手の携帯電話のコンピュータによって数値から文字に変換されて表示される」という処理が行われています。
- そろばんは人類が作った最初のコンピュータかもしれません。
- 出題国: この問題はスイスで作成されました。