2013-古代火星語-解説
- 正解は左下のメッセージです。
- 4つの選択肢を眺めてみましょう。
- 4つのメッセージは,7文字中連続した6文字が同一です.右下以外の3つのメッセージは,最後の1文字が異なるだけで1文字目から6文字目までは共通です。右下のメッセージの2文字目から7文字目までは,他の3つのメッセージの1文字目から6文字目までと共通です。
- この共通する6文字に含まれる5つのパターン(隣合う2文字)から定まる点数は同じなので,残り1つのパターンの点を調べれば,実際にメッセージの点数を求めなくても最も点数が高いメッセージが分かります。
- 左上の最後のパターンである「青青」は,最初に見つけた石のメッセージには現れません。つまり,0 をかけるので,点数は 0 になります。
- 右上の最後のパターンと右下の最初のパターンは同じなので,右上と右下のメッセージの点数は同じです。
- 左下の最後のパターンである「青赤」は,最初に見つけた石のメッセージに3回現れます.右上の最後のパターンと右下の最初のパターンである「青緑」は最初に見つけた石のメッセージに2回現れます。
- つまり,4つの選択肢の中では,左下のメッセージの点数が最高です。
- 解説
この問題は,自然言語で書かれた文章をその内容を理解することなく解析するのに使われる言語モデルである n-グラムを題材にしています。このような言語モデルや言語認識や自動機械翻訳などの自然言語処理で用いられています。