2013-りんごひろい-解説
- 正解は「Aから始める」
- 解説
- 一般的には一筆書きとして知られている問題です。
- 一筆書きは情報科学では,グラフ理論によって説明できます。情報科学でのグラフとは,線と点で表わされた図を意味します。
- 今,点と線の関係を考えると,始点と終点では一つの点から線が1本繋がっている必要があります(始点と終点が同じ場合は点に繋がる線は2本となります)。また,それ以外の点(通過する点)では,一つの点につき,入って行く線と出て行く線の2本(又は2の倍数本)が必要となります。
- 「これをまとめると,一筆書きできる条件は,
1)始点と終点が異なる場合は,始点と終点と繋がる線はそれぞれ奇数本であり,それ以外の全ての点と繋がる線は偶数本となる。
2)始点と終点が同じ場合は、全ての点と繋がる線は偶数本である。
こととなります。」 - 今回の問題ではAの点とEの点は3本の線(道)が繋がっており,Dが2本,それ以外の点は4本となっています。従って,始点はAかEということになりますが,選択肢にはAしかありませんので,「Aから始める」が正解となります。