CadetAnswer2015
カデット問題解説(中学1年生・2年生)
- A
2015-木の実でつくった動物-解説
- 考案国: チェコ
- 正解
- 説明
- 木の実と棒(ぼう)がどのようにつながっているかで、どのような動物になるか決まります。
木の実と棒(ぼう)がどの場所でつながっているかや角度が変わっても、動物の種類(しゅるい)は変わりません。 - ヒトデをみてみましょう。一つの木の実に5本の棒(ぼう)がつながっている。
⇔
- キリンはヒトデと似ていますが、一つの木の実につながっている5本の棒(ぼう)のうちの1本が長くなっています。
⇔
- アシカはキリンと似ていますが、5本の棒(ぼう)がつながっている木の実はありません。
⇔
- 犬は、7つの木の実を使っていて、キリンと違って4本の棒(ぼう)がつながっている木の実と3本の棒(ぼう)がつながっている木の実が1つずつあります。
これが正解です。⇔
- 木の実と棒(ぼう)がどのようにつながっているかで、どのような動物になるか決まります。
2015-水を流すシステム-解説
- 考案国: スイス
- 正解
- 次の図のように水門に A, B, C, D と名前をつけます。
- 正解は,水門Aで「右へ」,水門Bで「左へ」, 水門Cで「右へ」, 水門Dで「左へ」流します。
- 次の図のように水門に A, B, C, D と名前をつけます。
- 解説
- 水門Bで「右へ」流すと、農地3へ水が流れます。
- 水門Bで「左に」流して水門Aで「左へ」流すと、農地 1 へ水が流れます。
- 水門Cで「左へ」流すと、農地3へ水が流れます。
- 水門Dで「右へ」流すと、農地4へ水が流れません。
2015-アニメーション-解説
- 考案国: 日本
- 正解
- 説明
- 変化した要素は以下のとおりです。
- 最初の変化:耳の大きさ
- 2番目の変化:ひげ
- 3番目の変化:鼻(はな)
- 4番目の変化:頬(ほほ)
- 最後の変化:歯(は)
- 変化した要素は以下のとおりです。
2015-マラソン-解説
- 考案国: 南アフリカ
- 正解
- 「ビ太郎,バビエ,ビバ子」
- 説明
スタート 「山を登る前の順位は,ビバ子,ビ太郎,バビエです」
ビバ子,ビ太郎,バビエ上り坂 「ビ太郎は,上り坂で1ひきのビーバーを追いこしました」
ビ太郎,ビバ子,バビエ山の上 「バビエは,白い岩の上で1ひきのビーバーを追いこしました」
ビ太郎,バビエ,ビバ子下り坂 「ビバ子は,下り坂で1ひきのビーバーを追いこしました」
ビ太郎,ビバ子,バビエゴール 「バビエは,白い岩の上で1ひきのビーバーを追いこしました」
ビ太郎,バビエ,ビバ子
2015-ひみつを伝えよう-解説
- 考案国: フランス
- 正解
- 「8」
- 説明
- 1ぴきのビーバーが次の日に秘密(ひみつ)を伝えられるのは最大で3びきです。
つまり、1ぴきのビーバーに秘密(ひみつ)を教えると、次の日に秘密(ひみつ)を知っているビーバーは最大で4ひきです。 - 次の図のように4ひきのビーバーで1つのグループにします。
- 問題の図では、次の日にすべてのビーバーが秘密(ひみつ)を知っているように、うまく8つのグループにわけられます。
- 問題の図には、32個のマスがあり32ひきのビーバーがいるので、少なくとも8つのグループが必要です。つまり、7つのグループでは、次の日にすべてのビーバーが秘密(ひみつ)を知ることはできません。
- 問題の図では、次の日にすべてのビーバーが秘密(ひみつ)を知っているように、うまく8つのグループにわけられます。
- 1ぴきのビーバーが次の日に秘密(ひみつ)を伝えられるのは最大で3びきです。
- B
2015-ビーバーホテル-解説
- 考案国: スイス
- 正解
- 説明
- 左上の出口は今いる部屋の番号より小さな番号の部屋につながっていて、左上の出口は今いる部屋の番号より大きな番号の部屋につながっています。
- この性質に気がつけば、探している部屋にたどりつくのは簡単です。
- 解説
- この問題では511もの部屋があるにもかかわらず、どの部屋に対しても左上の出口から行ける部屋の数と右上の出口から行ける部屋の数は同じになっているので、この性質を利用すると最大でも9回クリックすればどの部屋にでも行けます。
- 探さないとならない可能性のある部屋の数は、最初は511でも、1回移動すると255に減り、もう1回移動すると127に減り、さらにもう1回移動すると63に減ります。同じことを繰り返すと、探さないとならない可能性のある部屋の数は 31、15、7、3、1と減っていきます。
2015-公平な分配-解説
- 考案国: ドイツ
- 正解
2015-パターンをえがこう-解説
- 考案国: フランス
- 正解
2015-ビーバー会議-解説
- 考案国: 日本
- 正解
- C
- 説明
- A の学校に集まると合計料金は 11 になります。
- B から 4、C から 2、D から 5
- B の学校に集まると合計料金は 14 になります。
- C から 4、C から 3、D から 7
- C の学校に集まると合計料金は 9 になります。
- A から 2、B から 3、D から 4
- D の学校に集まると合計料金は 16 になります。
- A から 5、B から 7、C から 4
- A の学校に集まると合計料金は 11 になります。
2015-動物競争-解説
- 考案国: チェコ
- 正解
- 「6」
- 説明
- 得点は「1, 2, 2, 3, 4, 5, 5, 6, 7」です。
- 「ビーバーより高い点の犬はいません」ので、「2匹の犬も同じ」は2点、「1匹のビーバーと1匹の犬は同じ」は5点とわかります。
- よって、「1(犬), 2(犬), 2(犬), 3(犬), 4(犬), 5(犬), 5(ビーバー), 6(ビーバー), 7(ビーバー)」になり、犬は6匹です。
2015-能力の継承-解説
- 考案国: オーストリア
- 正解
- 「息子のトムは乗馬と絵画と写真の能力を持っている。」
- 「息子のトムは乗馬と絵画と写真の能力を持っている。」
- 説明
- 「娘のサラはリーディングとプログラミングと歌う能力を持つ。」は、サラの能力が違います。(リーディングではなく登山)
- 「息子のトムは祖母のマーゴットから計算の能力を受け継いでいる。」は、息子は祖母から能力を受け継ぎません。(息子が受け継ぐのは父親と祖父から)
- 「叔母のメアリーはダンスと水泳の能力を持っている。」は、メアリーが持っているのはダンスと歌う能力です。
- 解説
- 継承という考え方を使うと、「人間は哺乳類の性質を受け継いでいる」「哺乳類は動物の性質を受け継いでいる」のようにものごとをわかりやすく説明できます。
- コンピュータの中でも「レーザープリンタとインクジェットプリンタはプリンタの性質を受け継いでいる」のように継承の考え方が使われています。
2015-色鉛筆並べ-解説
- 考案国: リトアニア
- 正解
- 説明
- 色鉛筆(いろえんぴつ)は最初、2番目は1番目より短く、3番目は2番目より短く、4番目は3番目より短く、5番目は4番目より短いので、最初の5本はおかあさん用の箱に入れます。
- それに続く(6番目から11番目の)6本の色鉛筆(いろえんぴつ)は、それまででおかあさん用の箱に最後に入れた5番目の色鉛筆(いろえんぴつ)より長いので、おとうさん用の箱に入れます。
- 12番目の色鉛筆(いろえんぴつ)は、それまででおかあさん用の箱に最後に入れた5番目の色鉛筆(いろえんぴつ)より短いので、おかあさん用の箱に入れます。
- 13番目の色鉛筆(いろえんぴつ)は、それまででおかあさん用の箱に最後に入れた12番目の色鉛筆(いろえんぴつ)より長いので、おとうさん用の箱に入れます。
- 14番目の色鉛筆(いろえんぴつ)は、それまででおかあさん用の箱に最後に入れた12番目の色鉛筆(いろえんぴつ)より短いので、おかあさん用の箱に入れます。
- 15番目よりあとの色鉛筆(いろえんぴつ)はどれも、それまででおかあさん用の箱に最後に入れた14番目の色鉛筆(いろえんぴつ)より長いので、おとうさん用の箱に入れます。
- C
2015-スタック計算器-解説
- 考案国: スイス
- 正解
- 4 8 3 + * 2 -
- 4 3 8 + * 2 -
- 8 3 + 4 * 2 -
- 3 8 + 4 * 2 -
- 足し算とかけ算は計算の順番を変えても良いので、4*(3+8)-2、(8+3)*4-2、(3+8)*4-2 も 4*(8+3)-2 と同じ計算を行います。
- 説明
- 左から右へ見ていくと、まず、4*(8+3) を計算するため、4 と 8+3 の計算結果をスタック計算機に入れないとなりません。そのためには次のように書きます。
4 8 3 + - 次に、8+3 を計算すると 4 と 11 がスタック計算機に残るので、4 と 11 をかけ算するために * を追加して次のように書きます。
4 8 3 + *
- すると、4 * 11 の計算結果 44 がスタック計算機に残っているので、そこから 2 を引くために 2 - を追加して次の正解が得られます。
4 8 3 + * 2 -
- 左から右へ見ていくと、まず、4*(8+3) を計算するため、4 と 8+3 の計算結果をスタック計算機に入れないとなりません。そのためには次のように書きます。
2015-工作-解説
- 考案国: 日本
- 正解
- 「ビ太郎は「トンカチを持っていてノコギリが必要」で,ビバ子は「ノコギリを持っていてトンカチが必要」。」
- 説明
- この正解では、お互いが使っている工具を必要になってしまうため、2匹はいつまでも待つことになります。
- 他の場合には、1匹が待つことはありますが、もう1匹が作業を終るのを待てば作業を行えます。
2015-チャホビリ-解説
- 考案国: ロシア
- 正解
- 「ガス台を4台使うと50分早く料理できる」
- 説明
- 玉ねぎとピーマンは同時に10分で調理できます。(a)
- (a)にトマトを加えて20分で調理できます。(b)
- (a)(b)と同時に鶏肉を30分で調理できます。(c)
- (b)(c)にスパイスを加えて20分で調理できます。(d)
- (a)(b)(c)(d)で50分かかりますので、90分より40分早く料理できます。
2015-必ず曲がること!-解説
- 考案国: ロシア
- 正解
- 「13km」
- 「13km」
- 説明
- 正解は「13km」です。「13km」よりも短くできないか、考えてみましょう。
- 下の図を見てください。黄色くぬられた4本の道があります。Start地点からFinish地点まで移動するには、この4本の道のいずれかを通らなければなりません。
- それぞれの道について、Start地点からその道の下の交差点までの最短のルートと、その道の上の交差点からFinish地点までの最短のルートを考えると、その道を通るStart地点からFinish地点までの最短のルートが分かります。
- これら4つのルートの中で、最短のものが、全体の最短のルートになります。
2015-2台のロボット-解説
- 考案国: スロバキア
- 正解
- 「D」
- D のパターンをつくることはできません。
- 説明
- A, B, C は以下のようにパターンをつくることができます
- A
- B
- C
- A
- A, B, C は以下のようにパターンをつくることができます